試験やトラブルなんてぶっとばせ!

日常で起こったトラブル(主にシステム関係)や資格試験の勉強方法、感動したことをつづっていこうと思います。自己満足です。

専門家とはどういった人なのか分かっていない専門家が多い

こんにちは。yuzoです。すっごく寒いです。

 

先日、おじいちゃん社員が、満期を迎えて退職なさったので、その思い出話を交えつつ。定年後も再雇用者として働いてらっしゃいました。

私とは30歳以上も年が離れていましたが、私のことを「システム専門家の先生」と慕ってくれていました。

 

ところで皆さんは、専門家と言ったらどのような人のことを思い浮かべますか?

 

何かの分野の学者、秀でた人などが上がってくるのではないでしょうか。

 

私もおおむねそのような見解ですが、専門家には必要な「感覚」があると感じています。それは、「素人感覚」と「相手目線」です。

 

 専門家は足切りをする

専門家は難しい言葉を使います。ある程度専門性の高い人にしか情報がキャッチできなくなるように、素人をふるいにかけ、足切りをしているように思えます。私にも反省点が多々あります。。

 

例えば私でいえばシステム関連。社内ではおそらく「システムの専門家」として色んな社員が私に質問してきます。前述のおじいちゃん社員とか。

おじいちゃん社員はまったくPCのことがわかっていなくて、初めのころは「カタカナにしたい」なんて質問をしてきたくらいです。それも何度も何度も。

システム関連だとどうしても横文字ワードを並べて説明しないとならない場面が多い。でもそれって本当に相手に伝わっているのだろうか?と疑問に感じることもあれば、「どうせコイツわかんねえんだから専門用語をわーっとしゃべって説明してしまおう」と思ったこともあります。。(反省しています

 

もし相手が真に知りたいことがあって、専門家に相談した時に、

「あ、自分が無知すぎるから回答の意味がわからないんだ…」

なんて思わせてしまったら、それは専門家なんかじゃなく、単なる知識のひけらかしでしかないです。解決していないし、何よりうざい。

 

どうしたら相手に理解してもらえるだろうか

私は、自分の知っていることを伝えるときは

「どうしたら相手に理解してもらえるだろうか」

と考えます。

 

それは単に言葉を選ぶだけでなく、

相手の性格や既存のスキルを考えて

メールで方法を送るのか、資料プリントを作成してあげるのか、口頭で説明してメモしてもらうのか、まず自分で方法を考えてもらうのか…など

相手によってアプローチ方法や言葉かけの内容を変えています。

自分が相手だったら、どこにつまづくか?を考えるんです。

 

私のもとへ何度も何度も、同じことを質問しに来ていたおじいちゃん社員には、私が入社するまで周りの人が甘やかしていたり、「結果だけ」を見せて本人にやり方を教えないようにしていたようですが、

「メモの取り方」を教えて、(←これ分かってない人多い

口頭で説明しながら、書く内容を指示していきました。

また、メモの保管場所も私と約束しました。

 

すると、ほとんど2回程度の質問で知識定着できるようになりました。

2回は「ちょっとだけわすれちゃってさー、がはは」ってくるけどね

 

だから専門家には

「専門的な知識やスキル」+「素人相手にも分かりやすく丁寧に説明できるスキル」+「相手の立場になって考える姿勢」

が必要だと思っています。

 

 

自分を専門家と語るのはちょっとおこがましいですが、「おじいちゃん社員」との思い出ということで今回はお許しください。

私自身も、おじいちゃん社員のおかげでとても成長できたと思います。

 

おじいちゃん社員の今後の人生が輝くものでありますように!

ぐだぐだでも目標に向かって、楽しく生きよう!